「マクドナルドのポテト販売戦略に学ぶ」
「マクドナルドのポテト販売戦略に学ぶ」
現在、コロナや円安などで大変な状況の中、いかに粗利を取っていくかということで、参考事例として、マクドナルドの事例をご紹介します。
マックのハンバーガー130円の原価率は何%だと思いますか?
45%です。粗利は、65円(税抜)。
飲食の平均原価は30から40%ですので、大手にしては高い数字(原価)です。これでは儲かりません。
それでは、マックのポテト200円の原価率は何%でしょうか?
わずか5%です。粗利はなんと190円ということになります。
これは、ぼろ儲けといってもいい数字です。
次に、コーヒーを2杯頼んだとして、200円の原価率は何%でしょうか?
これは驚異の2.5%です。200円の商品の粗利は、195円!!
やたらセットメニューを勧めてくる理由がわかります。セットで儲けていたのか・・・
頼むのが嫌になりますね。私もどれだけマックの粗利獲得に貢献したか分かりません。
でも、これが大手の生き残る戦略です。
コロナ禍で中小企業は、大変な苦境に立っています。ですから1円でも多くの粗利が必要です。
マックに学び、もっともっと貪欲に粗利を追求しなければなりません。
まさに粗利こそ経営の全ての問題を癒すのです。商品やサービス設計の工夫で粗利を取るというマック戦略、参考にされてもよいかもしれません。
最後にダイエー中内功社長の言葉です。「儲けることは、ビジネスマンの勲章である」
コロナ禍を克服すべく、薄利多売から一線を引き、“貪欲に 粗利が高い商品やサービス” を開発していきましょう!
※不定期となりますが、事務所通信以外にも、経営に役立つ情報を提供していきたいと思います。
今後も、どうぞよろしくお願い申し上げます。